2013-03-30
春の学会(東京農大)
今週の27日と28日は学会で東京農大に行ってきました。
東京の桜はすっかり満開で、お花見も今週いっぱいではないでしょうか?。
27日はあいにく花寒の雨でしたが、28日は天気も回復し、講演を聴くのもそこそこにキャンパスの散策を楽しみました。
東京農大は箱根駅伝ではおなじみの大学ですが、このところ、シード権も落とすなど、成績はいま一つですね。
東京農大名物「青山ほとり」(通称、大根踊り)が見れました。
今年の育種学会奨励賞は開催校東農大出身の宇賀さん、京大出身の内藤さん及び九大出身の久保さんの3人で、三様の個性があり、なかなか受賞講演が楽しめました。宇賀さんは東農大の前身である東京農学校の初代学長横井時敬の「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け」を実践しようという使命感に溢れた好青年、一人飛ばして、久保さんは非常に卒のない研究成果を淡々と説明する典型的学者タイプ。おかげで講演の半分は寝てしまいました。しかし、内藤さんはちょっと今までにないタイプです。以前から弾けるようなプレゼンテーションで楽しませてくれていたのですが、受賞講演と言うことで、これまでに無くパワーアップした発表でした。のっけから、「僕は普通のサラリーマンになるつもりやったのに、研究室のN先生から『あんたはもしかしたら、偉い人になるかもしらへん!』と言われたせいで、研究者になることにしました。」と、大先生達が居並ぶ前でとぼけてみせるところは、大した大人物です。学者の世界にも、ついにこういうタイプの若者が登場するようになりました。
投稿者 cumulus: 2013年03月30日 11:23
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