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ストックホルムとコペンハーゲンの旅

クリスティアニア

救世主教会のすぐ近くに「クリスチャニア」という70年代にヒッピーが兵舎跡を占拠して?建国?した自治区があります。赤地に黄色の丸3つが"国旗"です。

大麻以外の薬物や暴力を禁じる独自のルールに従って現在でも芸術家を中心に千人ほどが暮らしているとか。車の乗り入れも禁止されているので、移動手段はもっぱらクリスチャニア・バイクと呼ばれる前に大きな箱が付いた三輪自転車です。小さな子供なら2、3人はのせられます。輸出もしているそうです。大麻を売っている一角は撮影禁止。でも危険な感じはまるでなく、平和でのどかな?国?でした。

家内は記念に大麻をデザインした靴下を買いました。もちろん、大麻は購入していません!

ところで、当然この自治区はEUの域外となります!

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救世主教会へ

予定にはなかったのですが、観光船から見えた金色に耀くソフトクリームのような塔に行ってみることに。クリスチャンハウンという地区にある〈救世主教会〉でした。ソフトクリームのように見えたのはらせん階段で、塔の先端までのぼることができます。

いつも私を置いてきぼりにする家内を見失ってしまい、仕方なくらせん階段を上ってゆくと階段の幅はどんどんと狭まってゆき、ついに行き止まり。上を見上げると大きな金色の玉が見えます。家内が見つからないので引き返すことに。さすがに降りるときはおっかなびっくりです。登ってくる方とのすれ違いざまの挨拶も顔が引きつってしまいます。結局、高所恐怖症の家内はテラスまでで登るのをあきらめていたようです。

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運河観光

バスに乗ってニューハウンというカラフルな建物が建ち並ぶ船着き場にやって来ました。ここから運河観光の船が出ています。この日もごらんの通りの快晴です。

海軍の施設でしょうか、フリゲート艦の横にたたずむ王冠を頂く塔と風にたなびく国旗に"王国"の誇りがうかがえます。

有名な人魚姫の像は哀愁漂う後ろ姿しか拝めませんでしたが、その前で花婿さんと花嫁さんがキスをしていました。お幸せに!

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朝のコーヒー

この日はまず赤い電車に乗ってウスタポート駅で降り、〈Dag H〉というカフェに立ち寄りました。地元の方が新聞を読みながら朝食やコーヒーを楽しんでおられました。

私がトイレ行きたいのだがと言うと、家内が「そこの階段を下りたところにあると思う」と。いやはやこの店のトイレも小説に出てきたそうです。若いウエイトレスさんに確認すると、とても愛想良く案内してくれました。

ちなみに家内が注文したカプチーノは今回の旅行で飲んだコーヒーで一番美味しかったとか。

カフェを出て、ウスタブロー通りを歩いて広場のバス停に向かいました。

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コペンハーゲン市警察からkalvebod bølgeへ

フムレベックからコペンハーゲンに戻る列車で初めて車掌さんが検札にまわってきました。「コペンハーゲンカード」を提示したら、にっこり笑顔でこたえてくれました。改札がないからと言って無賃乗車はしてはいけません。

ホテルに帰る前に家内が愛読書"特捜Q"の舞台となっているコペンハーゲン警察本部を見に行くというので付き合いました。デンマーク語で警察はPOLITIと言うそうですが、建物のどこにもそんな文字は書かれていません。扉は閉ざされ、用があればインターホンを押すみたいです。

警察署をぐるりとひとまわりしてから、運河沿いを少し散歩しました。夜の10時くらいだったと思いますが、これだけ明るいと寝るのがもったいないでしょうね。ジョギングしたり、おしゃべりしたり、夏の夜をみなさん楽しんでおられます。

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